「紙とタブレットで資格試験にむいているのはどっち?」という悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。私たちは勉強をする上で、紙とタブレットどちらを選ぶかは、後々にかかる費用や勉強効率の問題から重要な決断をしなければなりません。
そこで今回は、紙とタブレットの特徴やそれぞれの勉強方法のメリット・デメリット、資格試験の性質や個人の勉強スタイルに合わせた選択の仕方、そして紙とタブレットを併用する方法などを解説して、紙とタブレットどちらが資格試験に向いているのか検討してみました。
私も未だに紙とタブレットどっちがいいの悩みます。今回は私の経験談も交えながら紙とタブレットどちらがいいのか検討していきましょう。
- 紙とタブレットの特徴
- 紙勉強でのメリット
- タブレット勉強でのメリット
- 資格試験による勉強法や選択の違い
紙とタブレットの特徴
紙とタブレットにはそれぞれ勉強法の特徴があるので解説します。
紙の特徴
紙の特徴としては直感的な勉強が可能です。紙は直感的で温かみがあり手書きのメモやマーカーなどで自分なりのアレンジができる点が魅力的です。
また、書いた文字が脳に残りやすいという研究結果※もあるため、勉強効果も期待できます。
※Perri Klass, “Why Handwriting Is Still Essential in the Keyboard Age,” June 20, 2016, New York Times
タブレットの特徴
タブレットは書籍などに比べて軽く大量の情報を持ち歩くことができます。
また、書き込みや消しゴム機能があるため、紙面が汚れることを気にしなくても気軽にメモを取ったり、書き込みをしたり、問題集を解いたりすることができます。さらに、タブレットには音声や映像教材を取り入れることも可能で、多様な学習体験を得ることができます。
紙での勉強のメリット・デメリット
紙学習をする上でのメリット・デメリットを検討していきます。
紙による勉強のメリット
紙の勉強はなんといっても、直感的に手軽に書き込める点や、脳に残りやすいという点が挙げられます。手書きのノートを取ることで、より深く理解することが可能との研究結果もあります。
また、ペンやマーカーなどで自分なりのアレンジを加えることができ、視覚的な印象を残し、記憶に定着しやすくできます。さらに書籍の厚みや手触りなども文字情報と同時に記憶することで、脳に定着しやすくなります。
紙による勉強のデメリット
紙で勉強する際のデメリットは、重くて持ち運びが不便、書き込みのミスを訂正する際には消しゴムや修正テープを使う必要がある点が挙げられます。訂正の頻度が多いと書籍が見にくくなり、勉強効率が下がる可能性も懸念されます。
また、資格試験によっては、大量のノートや書籍が必要で机や棚のスペースを占領してしまい、整理整頓が難しいという点も考えられます。さらに問題集を解く際には、解答欄1度書き込むと書き後が残るため、再使用できないというデメリットもあります。
タブレットでの勉強のメリット・デメリット
タブレット学習をする上で、メリット・デメリットを検討していきます。
タブレットによる勉強のメリット
タブレットでの勉強のメリットは、軽量で持ち運びがしやすい点や、書き込みをしても消しゴム機能により何度でも綺麗に文字などを消すことができるため、気軽に書き込みやメモを取れる点が挙げられます。
また、音声情報や画像、写真など文字情報以外にも様々な情報を集約することができ、視覚的な学習が可能となります。
そして、電子書籍や問題集は、タブレットだけでなく、スマートフォンからも確認することができ、スペースを気にせず学習が可能です。
タブレットによる勉強のデメリット
タブレットによる勉強でのデメリットは、紙と比べて画面上の文字が見にくく、目が疲れやすいといったデメリットも考えられます。また。バッテリー切れの心配や、故障などのリスクも懸念されるため、予備のバッテリーや端末があれば安心かもしれません。
【紙とタブレット】どちらが資格試験の勉強に向いているのか
紙とタブレット、それぞれのメリット・デメリットを知った上で、資格試験の性質や個人の勉強スタイルに合わせて、適切な勉強法を選択することが重要です。
また、紙とタブレットのメリットを活かし、併用する方法も選択肢としては考えることもできます。
私自身の実体験を踏まえながら、資格試験勉強に向いているのは、「紙かタブレットか」検討していきましょう。
資格試験の性質による勉強法の違い
「紙かタブレット」かどちらで勉強した方がいいかと考える際に、自分が目指している試験の特性でどちらで勉強した方が有利なのか考える必要があります。
例えば、マークシート方式で回答する試験や論文などの筆記があるような試験の場合、紙とペンでの練習が必須となります。
一方、簿記試験などのようなコンピューターでの出題・回答がある試験の場合、紙でもタブレットでも大きな差はありません。
個人の勉強スタイルによる選択の違い
個人の勉強スタイルにも合わせた選択が必要です。
自分がどのような環境で集中力が高いのか、どのような勉強方法が自分に合っているのかを把握しておくことが大切です。自分に合った環境で勉強することで、効率的な学習ができるようになります。
私の場合、タブレットで勉強するときは最新機器で勉強している高揚感で勉強のモチベーションアップにつながっています。
紙とタブレットを併用する方法
紙とタブレットを併用する方法もあります。
例えば、問題集は紙で、参考書はタブレットで、というように使い分けることで、それぞれのメリットを最大限に活かすことができます。
- 直感的に書き込める
- 視覚、触覚などの情報から記憶効率が高い
- 大量の情報を持ちは込み可能
- 場所を気にせず、反復学習が容易
- 文字情報以外にも音声や画像など視覚的な学習が可能
私自身の使い方として、テキストや参考書などはタブレットで閲覧しています。問題集をやっていてわからない事が出てきた場合、タブレットの文字検索機能などでテキストの該当箇所を瞬時に開くことが可能です。
過去問題集の演習などは記憶することが重要となりますので、紙の問題集を使用して間違えた問題などには解説部分にテキストの情報などを切り出して、書いたりしています。
ただ、紙の場合1度書いてしまうと訂正できないと言ったデメリットはありますが、フリクションシリーズのペンを使用すれば、書き直すことは容易ですので、紙のデメリットを克服できます。
私はペンだけではなくマーカーもフリクションを使用しています。マーカーも引く箇所を間違ったりすることがあるので、フリクションはオススメです。
オススメのタブレット
オススメのタブレットを紹介します。
用途にもよりますが、テキスト閲覧用のタブレットとしてはiPad Airをオススメします。
iPad Airは画面サイズはほぼ11インチで持ち運びしやすさ、テキストの閲覧性など丁度いい
ただし、リフレッシュレートが60Hzなので、Apple Pencilなどで文字を書く際には筆記スピードに線の描写が追いついていない感覚があり、文字を書く違和感を感じやすいので文字などを頻繁に書き込むには向いていません。
テキストに書き込むなどの用途の場合には、間違いなくiPad Proをオススメします。
iPad Proは、リフレッシュレートが120Hzあり、文字を書いたときの追随性が素晴らしく、紙の上に文字を書くのと遜色ありません。また、12.9インチは、ディスプレイにミニLEDを使用しており黒の視認性が向上しています。
そのため、テキストやノートなどを見る際には文字の黒色がハッキリみえるので、勉強効率の向上が期待できます。
まとめ
今回は「紙の教科書とタブレットで勉強する際のメリットとデメリット:資格試験対策に向いているのはどちら?」について、解説しました。
紙とタブレット、それぞれにメリット・デメリットがあります。資格試験の性質や個人の勉強スタイルに合わせて、どちらを選択するか慎重に考える必要があります。また、紙とタブレットを併用することも有効な方法です。
自分に合った勉強方法を見つけ、効率的な学習を目指しましょう。
みなさん勉強頑張りましょう!