電子書籍リーダーの決定版「Kindle」シリーズに、ついにカラー表示モデルが登場――2025年7月24日に発売されたKindle Colorsoftです。
本記事では、長年Kindleを愛用してきた筆者が公式スペックを基に従来モデルとの違いを比較表で整理。

あなたにピッタリの1台を選ぶお手伝いをします。
「コミックのカラーページや挿絵を、紙の本のような質感で読みたい」――そんな読者の願いを叶えるカラーe‑Inkが、ついにKindleに搭載されました。とはいえ価格はモノクロモデルよりも高め。買う価値はあるのか? この記事ではKindle歴5年の筆者が、実際の読書体験を交えながらメリット・デメリットをリアルにお届けします。






製品概要


- 発売日: 2025年7月24日
- ラインアップ: 通常版(16GB)、シグニチャーエディション(32GB/明るさ自動調整+Qi充電対応)、キッズモデル(Kids+ 12か月付属)
- カラーE‑Ink技術: E Ink Kaleido 3世代相当の独自「Colorsoft」パネルを採用(300 ppiモノクロ/150 ppiカラー)
- 主なターゲット: 漫画・小説などカラーコンテンツをKindleで楽しみたい人
特徴 / スペック
今回、Kindle Colorsoftで発表された機種はKidsモデルを含め合計3種類です。
それぞれのスペックを見ていきましょう。
項目 | Kindle Colorsoft | Colorsoft シグニチャーエディション | Colorsoft Kids |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 7インチ Colorsoft, 300 ppi(B&W) / 150 ppi(Color) | 同左 | 同左 |
ストレージ | 16GB | 32GB | 16GB + Kids+ 1年 |
防水 | IPX8 | IPX8 | IPX8 |
フロントライト | 色調調節 | 色調調節 + 自動 | 色調調節 |
充電 | USB‑C | USB‑C + Qi | USB‑C |
サイズ / 重量 | 176.7×127.6×7.8 mm / 215 g | 同 219 g | 178×132.2×12.7 mm / 334 g |
バッテリー | 最大8週間* | 最大8週間* | 最大8週間* |
価格(税込) | 39,980円 | 44,980円 | 42,980円 |
購入 | Amazon | Amazon | Amazon |
*30分/日・無線オフ・明るさ13での公称。
Kindle Paperwhiteユーザーが注目するポイント





私は現在、Kindle Paperwhiteを利用していますが、今回Kindle Colorsoftを即ポチした理由をお話しします。
1. カラー表示で小説・漫画が映える
モノクロPaperwhiteではグレー階調で読むしかなかったカラーページが、Colorsoftでは最大4096色で再現可能。紙のような落ち着いた彩度と言われており、目の負担を抑えつつビジュアルを楽しめる点が魅力です。
Kindle本は読んでも記憶に残りにくいと言われています。(私も体感として同意見)
今回カラーになったことにより、視覚的な情報がより多く入るようになります。それにより記憶の定着度がアップすることを期待してます。
2. 7インチ×300ppiの高精細はそのまま
Paperwhite愛用者にとって300ppiの文字のシャープさは譲れないポイント。Colorsoftもモノクロ領域では300ppiを維持しているため、活字の読みやすさは損なわれないと期待できます。
3. カラーパネルにしては軽量215g
iPad miniより約90g軽い215g。通勤電車でも片手で読める重量感はPaperwhiteからの乗り換えでも違和感が少なそうです。



Kindleの軽さは最強です。軽さのおかげで手に負担かかからず、読書に集中できます。
4. USB‑C充電&防水は引き継ぎ
従来のPaperwhiteと同じくUSB‑C給電・IPX8防水に対応。お風呂読書派や旅行の荷物を減らしたいミニマリストにも◎。



私も負担はお風呂などでも使用しています。
子供がいてなかなか読書の時間が取れない状態でも、お風呂であればゆっくり読書することができて重宝しています。
5. 価格差1.2万円をどう見るか?
Paperwhite(27,980円)からColorsoft(39,980円)へは約1.2万円アップ。毎月複数冊のコミックや雑誌を読むなら投資価値は十分、活字オンリーなら慎重に検討…といった印象です。
Kindleシリーズ比較表
Kindle (2024) | Kindle Paperwhite (2024) | Paperwhite シグニチャーエディション | Colorsoft | Colorsoft シグニチャーエディション | Colorsoft Kids | |
---|---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 6″ モノクロ 300 ppi | 7″ モノクロ 300 ppi | 同左 | 7″ カラー 300/150 ppi | 同左 | 同左 |
カラー対応 | × | × | × | ○ | ○ | ○ |
価格(税込) | 19,980円 | 27,980円 | 32,980円 | 39,980円 | 44,980円 | 42,980円 |
ストレージ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB | 16GB |
防水 | × | IPX8 | IPX8 | IPX8 | IPX8 | IPX8 |
自動明るさ | × | × | ○ | × | ○ | × |
ワイヤレス充電 | × | × | Qi | × | Qi | × |
重量 | 158g | 211g | 214g | 215g | 219g | 334g |
バッテリー | 最大6週 | 最大12週 | 最大10週 | 最大8週 | 最大8週 | 最大8週 |
ざっくり選び分け
- コスパ重視→ Kindle (無印)
- 防水×モノクロ高精細→ Paperwhite
- ワイヤレス充電も欲しい→ Paperwhite シグニチャーエディション
- カラーで漫画・雑誌→ Colorsoft
- カラー+ハイエンド体験→ Colorsoft シグニチャーエディション
- 子ども向け安心パック→ Colorsoft Kids
結論
丁度最近Kindle Paperwhiteの白黒に醜さを感じていて、Kindleで座椅子以外のカラーE‑Inkデバイスを探していたところでした。
そこで満を持して登場したのが、Kindle Colorsoftです。
早く体験してみたいです。(この記事を執筆している日に到着予定です。)
カラーE‑Inkの読書体験は、スマホやタブレットの液晶とは一線を画す**“紙っぽさ”×カラー**という新感覚。
特にコミック派・図解多めのビジネス書ユーザーには強く推せる一方、活字中心ならPaperwhiteで十分というのが正直なところ。価格差をどう見るかが最大の判断ポイントです。





