HHKB Studio、気になって検索したら「過大評価」「やめとけ」「使いにくい」という言葉が並んでいて、不安になっていませんか?税込44,000円のキーボードですから、慎重になるのは当然ですよね。
私はもともとHHKB Professional HYBRID Type-Sを所有していて、静電容量無接点方式の打鍵感が大好きな人間です。そんな私がYouTubeで「HHKB Studioの打鍵感が良い」という声を聞き、メカニカルになったStudioも試したくなって自分で購入。約1ヶ月、Macにつないでほぼ毎日使ってきました。
結論から言うと、打鍵感は本物です。無接点方式よりキーが軽く、押すと「ストンと落ちる」感覚があって、やみつきになります。ただし、目玉機能のはずのポインティングスティックとジェスチャーパッドは正直イマイチで、ここが「過大評価」と言われる原因だと感じました。この記事では、良い点も弱点も隠さずお伝えします。
まず本体はこちらから確認できます。
無接点より軽く、押すと「ストンと落ちる」打鍵感がやみつきに。軽いタッチで打ちたい人の本命キーボード。
- HHKB Studioを1ヶ月使ってわかった打鍵感の実力(HYBRID Type-Sとの体感差)
- 「過大評価」「やめとけ」と言われる理由への、実際に使ったうえでの正直な答え
- ポインティングスティック・ジェスチャーパッドの本音評価(ここが核心)
- Macでの実運用とキーマップ調整のリアル
- HYBRID Type-SとStudio、どちらを先に買うべきかの私の考え
結論:軽い打鍵感を求める人に刺さるキーボード
先に結論をお伝えします。HHKB Studioは「オールインワン」としてはツッコミどころのある製品ですが、メカニカルならではの軽い打鍵感だけで買う価値があるキーボードです。私は無接点方式のHYBRID Type-Sと打ち比べたうえで、そう感じました。
ただし本音を言うと、HHKBが初めての方は、一度HYBRID Type-S(静電容量無接点方式)を試してからStudioを検討したほうがいいと思っています。理由はこの後じっくり説明します。
- キーが軽く、スコスコと軽快な打鍵感で打ちたい
- HHKBの配列が好きで、メカニカルの打鍵感も試してみたい
- キーマップを自分好みにカスタマイズして使いたい
- Bluetoothで複数デバイスを切り替えながら使いたい
- ポインティングスティックやジェスチャーパッドに期待して買う人(正直イマイチです)
- HHKBそのものが初めての人(まずHYBRID Type-Sの無接点打鍵感を試すのがおすすめ)
- 軽さ・安さを重視する人(本体約830gで税込44,000円と、どちらもヘビー級)
「打鍵感のために買う」と割り切れる方なら、この時点で候補に入れて大丈夫です。
無接点より軽く、押すと「ストンと落ちる」打鍵感がやみつきに。軽いタッチで打ちたい人の本命キーボード。
HHKB Studioのスペックと、HYBRID Type-Sとの違い
HHKB Studioは2023年10月発売、HHKBシリーズ初のメカニカルキーボードです(型番は英語配列がPD-ID100B、日本語配列がPD-ID120B)。従来の静電容量無接点方式ではなく、HHKBオリジナルの押下圧45g・リニア静音メカニカルスイッチを採用し、ポインティングスティック・3つのマウスボタン・4か所のジェスチャーパッドを搭載した「オールインワン」モデルという位置づけです。私が持っているHYBRID Type-Sと、公称スペックで比較してみます。
| 項目 | HHKB Studio | HHKB Professional HYBRID Type-S |
|---|---|---|
| キー方式 | リニア静音メカニカル(交換可能) | 静電容量無接点(Type-S) |
| 押下圧 | 45g | 45g |
| ポインティング機能 | スティック+マウスボタン3つ+ジェスチャーパッド | なし |
| 接続 | Bluetooth(最大4台)/USB-C | Bluetooth(最大4台)/USB-C |
| 電源 | 単3電池4本 or USB給電 | 単3電池2本 or USB給電 |
| 重量 | 約830g(電池除く) | 約540g |
| キーマップ変更 | 専用ツール対応 | 専用ツール対応 |
| 価格(税込・公式) | 44,000円 | 36,850円 |
| 発売 | 2023年10月 | 2019年12月 |
価格は2026年7月時点で公式44,000円(税込)。HYBRID Type-Sより約7,000円高い設定です。その差額分が、メカニカルスイッチ+ポインティング機能ということになりますね。ちなみにStudioのキースイッチは交換(ホットスワップ)に対応していて、将来打鍵感を変えられるのはStudioならではのポイントです。
YS箱から出した第一印象は「見た目はいつものHHKBなのに、押した瞬間まったくの別物」でした。無接点のスコスコ感とは違う、軽くてストンと落ちる感触。これはこれでアリだな、と。


静電容量無接点方式の完成形。初めてのHHKBなら、まずこちらの打鍵感から試すのがおすすめ。
実際に1ヶ月使ってわかったこと
ここが本記事の核心です。私はStudioをMacに接続して、約1ヶ月ほぼ毎日、普通のキーボードとして使ってきました。無接点方式のHYBRID Type-Sを知っている人間の目線で、何が良くて何が引っかかったのかを書いていきます。
打鍵感:キーが「ストンと落ちる」感覚がやみつきになる
まず一番の目的だった打鍵感。これは素晴らしかったです。無接点方式よりキーが明らかに軽く感じられて、押した瞬間にキーが「ストンと落ちる」感覚があり、打っていて気持ちいい。1ヶ月経った今も、この感覚がやみつきになっています。
公称の押下圧はHYBRID Type-Sと同じ45gなのですが、リニアメカニカルの特性なのか、体感ではStudioのほうが軽くスッと沈む印象でした(あくまで私の体感です。数値で測ったわけではありません)。
HYBRID Type-Sと打ち比べて感じた違い
両方を持っているからこそ言えるのですが、これは「どちらが上」という話ではなく、方向性の違う気持ちよさです。HYBRID Type-Sの静電容量無接点は、しっとり上質でスコスコと吸い付くような打鍵感。一方Studioは、軽快でキーがストンと落ちる、リズムに乗れる打鍵感。私は無接点の打鍵感も大好きなままですが、「軽さ」で選ぶならStudioだと感じました。



無接点じゃなくなって、がっかりしませんでしたか?



それが、方向性の違う良さでした。軽くてストンと落ちる感覚は無接点にはないもので、正直やみつきです。ただ「HHKBらしさ」を期待するなら、まず無接点を触ってほしいのも本音。
Macでの実運用:キーマップを少し調整すれば普通に使える
「HHKB Macで使いにくい」という検索も多いようなので、ここも正直に。私はStudioをMacに接続して、普通のキーボードとして問題なく使えています。ただし素の状態そのままではなく、専用のキーマップ変更ツールで、多少キーマップを自分好みに調整したうえでの話です。
HHKBの配列はそもそも独特(Controlの位置や独立ファンクションキーの省略など)なので、一般的なキーボードから乗り換えた直後は誰でも戸惑うはずです。逆に言えば、キーマップ調整と数日の慣れを前提にすれば、Macで使いにくいとは感じませんでした。感じ方は配列(英語/日本語)や使うアプリによっても変わるので、そこは差し引いて読んでください。
「HHKB Studioはやめとけ」と言われる理由を、1ヶ月使って検証
検索すると「やめとけ」「使いにくい」「デメリット」という言葉が並ぶHHKB。せっかく実機があるので、私が1ヶ月使って感じた弱点を隠さず書きます。先に言うと、弱点はキーボード部分ではなく「追加された機能」に集中しています。
ポインティングスティックの操作感はイマイチ。使わないならジャマ
Studio最大の目玉機能ですが、ここは正直に言います。ポインティングスティックの操作感はイマイチで、使わないならむしろ有るだけジャマだと感じました。ホームポジションから手を離さずカーソル操作できる、というコンセプト自体は魅力的なのですが、思いどおりにポインタを動かせる精度・快適さには、私は達しませんでした。
結局私は、カーソル操作は普段どおりマウス(トラックパッド)に戻りました。GとHの間にスティックが鎮座している分、「使わないのに存在感だけある」状態になってしまったのが本音です。


ジェスチャーパッドも使いにくく、私には不要だった
本体の側面と手前をなぞってスクロールや音量調整などができるジェスチャーパッドも、期待していた機能でした。しかし実際に使ってみると操作がしっくりこず、私には不要な機能という結論になりました。なぞる操作の感覚が独特で、狙った量だけ動かすのが難しかったんですよね。
幸い、ジェスチャーパッドの割り当てはキーマップ変更ツールで調整できるので、誤反応が気になる方はそこで対処する形になります。ただ「この機能に7,000円の価格差を払う価値があるか」と聞かれると、私は首をかしげます。
価格と重さは覚悟が必要
公式44,000円(税込)という価格は、キーボードとしては最高クラスです。また公称重量は約830g(電池除く)と、HYBRID Type-Sの約540gに比べてかなり重め。据え置きで使う分には問題ありませんが、カバンに入れて持ち歩く運用を考えている方は、この差は把握しておいたほうがいいです。
HHKB Studioは過大評価なのか?私の答え
「HHKB 過大評価」という検索も多いので、1ヶ月使った人間として正面から答えます。私の答えは、「キーボードとしては本物。オールインワンとしては期待しすぎ注意」です。
打鍵感に関しては、過大評価ではなく評判どおりの実力だと感じました。無接点とはまた違う、軽くてストンと落ちる打鍵感は、毎日文字を打つ人ほど価値を感じられるはずです。
一方で、「マウスを手放せるオールインワン」という期待で買うと、過大評価だと感じる可能性が高いとも思います。私自身、ポインティングスティックとジェスチャーパッドは活かせませんでした。つまりこのキーボードは、どこに期待するかで評価が真っ二つに割れる構造なんです。「過大評価」と「最高のキーボード」という両極端なレビューが並ぶのは、たぶんこれが理由です。
だからこそ私の本音は、「軽い打鍵感を求める人にはStudioはおすすめ。ただしHHKBが初めてなら、一度HYBRID Type-Sの静電容量無接点を試してから決めたほうがいい」です。HHKBの本流の気持ちよさを知ったうえでStudioを選べば、後悔はかなり減ると思います。
よくある質問
- HHKB Studioは過大評価ですか?
-
打鍵感に限れば過大評価ではなく、評判どおりの実力だと1ヶ月使って感じました。ただし、ポインティングスティックやジェスチャーパッド込みの「オールインワン」に期待して買うと、過大評価に感じる可能性が高いです。何を目的に買うかで評価が分かれる製品です。
- 「やめとけ」と言われる理由は何ですか?
-
主な理由は、税込44,000円という価格、ポインティングスティック・ジェスチャーパッドの使い勝手、そしてHHKB特有の独特な配列(慣れが必要)だと考えています。逆に、打鍵感を目的に買う人であれば後悔しにくい製品です。
- Macで使いにくいというのは本当ですか?
-
私はMacに接続して普通のキーボードとして問題なく使えています。ただし、専用のキーマップ変更ツールで多少調整したうえでの話です。素の状態で一般的なキーボードと同じ感覚を求めると戸惑うので、キーマップ調整と数日の慣れは前提と考えてください。
- HYBRID Type-SとStudio、どちらを買うべきですか?
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HHKBが初めてなら、まず静電容量無接点方式のHYBRID Type-Sをおすすめします。そのうえで「もっと軽い打鍵感がほしい」「メカニカルも試したい」と感じたらStudioへ、というのが両方使った私の考えです。軽快な打鍵感が最優先で、スティック等に期待しないと割り切れるなら、最初からStudioでも満足できると思います。
まとめ:「打鍵感のために買う」なら本物の一台
HHKB Studioを1ヶ月使った私の総括です。ポインティングスティックとジェスチャーパッドは、私にとってはイマイチで、使わないならジャマとすら感じました。「マウス不要のオールインワン」に期待して買うのは、正直おすすめしません。
それでも、無接点より軽く「ストンと落ちる」打鍵感は本物で、毎日キーボードに触れる時間が楽しみになるレベルでした。無接点のHYBRID Type-Sを愛用してきた私でも、この軽快さにはやみつきになっています。
軽い打鍵感を求める方、HHKB配列が好きでメカニカルも試したい方には、自信を持っておすすめできます。HHKBが初めての方は、まずHYBRID Type-Sで無接点の打鍵感を体験してから決める。これが両方使った私の正直な提案です。気になった方は、まず本体をチェックしてみてください。
無接点より軽く、押すと「ストンと落ちる」打鍵感がやみつきに。軽いタッチで打ちたい人の本命キーボード。

